平成26年度 東京都立西高校  推薦作文問題 解答例2

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平成26年度 東京都立西高校 
推薦選抜にもとづく作文問題 解答例2

(問題はこちらから。東京都立西高校HPより)



次のことばについて、あなたが感じたり思ったりすることを六百字以内で述べなさい。

「私たちはしばしば、できないものを見つけることによって、できることを発見する。」

(サミュエル・スマイルズ)


解答例2

 現代、人間にはできないことなど何もないように思える。技術の進歩によって、人は他の星へ行くことも、人類を滅ぼすことさえできる。しかし、技術の進歩にかかわらず、人間にはできないことが確かにあるように思われる。

 それは、対話のなかで他人を「完全」に理解することだと思う。なぜなら、理解のために相手に話しかけるという行為は、相手を私の理解の外に置く行為でもあるからだ。というのも、もし私が相手のことを完全に把握し、相手が何と応答するか事前に理解しているなら、わざわざ私が相手に話しかける動機がないからだ。したがって、対話は原理的に相手が私の理解を超えていることを前提に成立する現象であると考える。それでも、他人を「理解」できないという状況のうちに人は「できる」ことを見出そうとする。

 では、この「できない」から、なぜ「できる」が発見されるのか。それは、話しかけることが、「できる」の表明でもあるからだ。すなわち、この話しかけは「私は相手を『理解』することはできないけれど、私があなたとともにいて、あなたに応答『できます』よ」という表明でもある。私はこの応答可能性を「できない」のうちにある「できる」であると考える。あの人に対して私は何ができるのか、私たちは日常のなかでも考える。それは「理解できない」相手にどのように応答「できるか」を見出すことなのだと思う。(573字)


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