H28年度 東京都立日比谷高校 推薦選抜にもとづく小論文 解答への導き

H28年度 東京都立日比谷高校
推薦選抜にもとづく小論文 

―解答への導き―


(問題はこちらより。)

解答例1

https://doctor-of-philosophy1982.amebaownd.com/posts/728404

解答例2

https://doctor-of-philosophy1982.amebaownd.com/posts/752228


大問1の解答への導きについては、名門公立高校受験道場 『都立推薦小論文の極意』

掲載しておりますので、そちらもご参照ください。

ここでは、大問Ⅱについてもう少し詳しく解説してみたいと思います。


Ⅱ 

図3、図4は、地球における炭素の循環の様子を、産業革命前(図3)、現在(図4)について模式的に示したものである。また、図5、図6は、二酸化炭素濃度と気温変化を、1980年ころに予想したものであり、図5は、経済成長を維持してエネルギー源を石油や石炭に求めた場合、図6は、経済成長を抑制してエネルギー源を核エネルギー太陽エネルギーに求めた場合のものである。あとの問に答えなさい。

問 今後、気温変化の上昇をできるだけ抑えるためには、エネルギー源をどのように求めればよいか。図3、図4から読み取れること、図5、図6から読みとれることをそれぞれ簡潔に述べ、炭素の循環、経済活動、持続可能性の三つの視点をふまえながら、あなたの考えを400~440字で書きなさい。



図3と図4、図5と図6はそれぞれ

対照的に比較検討されるべき図だ。

要するに、二つの図のあいだの違いを見てとればよい。

たとえば、図3と図4を比較すれば気が付くように、産業革命以前は、石炭・石油といった化石燃料からの二酸化炭素排出経路はなかったのだ。一方で、現在に至るまで人類は石油・石炭を利用している。経済成長を維持したまま石油・石炭資源を利用した場合、二酸化炭素濃度と気温は加速度的に上昇することが図5から読みとれるだろう。

しかし、図6からは化石燃料の代わりに太陽エネルギーや核エネルギーを利用すれば、図5と比べてかなりの程度まで二酸化炭素排出を抑えられ、気温上昇を防ぐことが可能であることがわかる。


資料の読み取りの基本は、資料同士の比較検討にもとづいて、その

差異に気が付く

ことだ。

複数の資料が提示されたならば、それらの

資料の関係性

を見い出し、

ともかくまず第一に比較すること

を考えよう。



それぞれの図から読みとったことを簡潔にまとめたうえで、いよいよ本題だ。

気温上昇を抑えるために、どのようなエネルギー源をどのように用いていくべきなのか。

化石燃料の使用による二酸化炭素排出によって、気温は上昇する。

したがって、化石燃料の使用を今後は抑えていくべきだということが主張できるだろう。

しかし、化石燃料からのエネルギー転換は経済成長を抑制してしまい、

経済活動への多大な影響がある。

さらには化石燃料にかわる太陽エネルギーや核エネルギーの使用は、それぞれに

コストや安全性の問題があり、持続可能なエネルギー利用という観点から問題がある。

これらの点を踏まえたうえで、自分の考えを結論として述べられるとよい。

経済成長を抑制しない形で、化石燃料に代わる安全・低コストの代替エネルギーの

持続可能な創出をわれわれがどうしたら行えるのか。

受験生諸君も本気で考えてみてほしい。

さあ、どうする。



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