H28年度 東京都立青山高校 推薦入試小論文 解答例1

【哲学博士による都立推薦小論文道場】受講希望の皆様へ


平成28年度 東京都立青山高校  

 推薦にもとづく選抜小論文 解答例1


(問題はこちらから。東京都立青山高校HPより)


―社会―

1931年(昭和6)年に始まった満州事変以降、太平洋戦争が終わるまで、日本は中国の東北地方などに多くの人々を移民として送り出した。この移民のことを満蒙開拓団という。表1はその出身都道府県別人数(上位5道府県)を表したものである。


問 先生と生徒の会話文を参考に表1の A にあてはまる道府県名を答えなさい。そして、その道府県の人々が満蒙開拓団として移民することになった理由を、会話文や略年表、グラフ、地形図の資料をすべて利用して、各資料から読み取ったことをあげながら200字程度で述べなさい。


A:長野県  


現在はりんごの生産が盛んであることが、地形図に果樹園が多数あることから分かる。しかし、かつてはこの果樹園は蚕の餌となる桑の畑だったのであり、養蚕業が盛んであったことが会話文からも確認できる。ところが、一九二九年にアメリカに端を発する世界恐慌の影響により、グラフから生糸の輸出額が著しく減少したことがわかる。その結果、主要産業であった養蚕業にも大打撃があり、不景気を脱出するために、積極的な移民政策が取られたと考える。(208字) 



―理科―

問 北アメリカ大陸に広く分布するハゴロモガラスという鳥がいる(図2)。この鳥は繁殖期に雄がなわばりをもち、一羽の雄のなわばりの中で一羽以上の雌が巣をつくって繁殖する。雌は雄のなわばりを訪れて、少しでも多くの子が残せるような雄を選び、そのなわばりの中で繁殖する。

  質の高いなわばりをもつ雄と質の低いなわばりをもつ雄の二羽の雄がいる生息場所で、一羽の雌が、どちらかの雄のなわばりで巣をつくり始めている。そこに二羽目の雌がやってきた。この雌が一夫二妻(一羽の雄がなわばり内で二羽の雌と繁殖すること)になる場合について、図3を参考にして以下の(1)、(2)に答えなさい。


(1)次の文の1、2に入る言葉を語群より選び、解答用紙に記入しなさい。


生息場所の条件が 条件(a) の場合に、 質の高い なわばりで一夫二妻ができる。



(2)(1)のように答えた理由を答えなさい。


一羽目の雌がいずれのなわばりで巣を作り始めているかということと、二羽目の雌がどちらのなわばりを訪れるかということとの組み合わせにより、パターンが4つ考えられる。 ただし、課題文にあるように、雌はいずれのパターンにおいても「少しでも多くの子が残せるような雄」を常に選択するものとする。

 1)条件(a)において、一羽目の雌が質の高いなわばりを持つ雄とすでに巣を作り始めている場合。  二羽目の雌には、質の低いなわばりを持つ一匹の雄を選ぶか、雌の数が二羽となっても質の高いなわばりを持つ雄を選ぶかという二つの選択肢がある。質の低いなわばりを持つ一匹の雄を選ぶか、雌の数が二羽となっても質の高いなわばりを持つ雄を選ぶかという二つの選択肢がある。その結果、このパターンにおいて一夫二妻となる。

 2)条件(a)において、一羽目の雌が質の低いなわばりを持つ雄とすでに巣を作り始めている場合。  二羽目の雌は、質の高いなわばりを持つ雄を選ぶと一番子どもを残すことができるため、質の高いなわばりを持つ雄を選択することになる。この場合、一夫二妻とならない。 

3)条件(b)において、一羽目の雌が質の高いなわばりを持つ雄とすでに巣を作り始めている場合。  二羽目の雌には、条件(a)のときと同様に、質の低いなわばりを持つ一匹の雄を選ぶか、雌の数が二羽となっても質の高いなわばりを持つ雄を選ぶかという二つの選択肢がある。しかし、条件(b)においては、質の高いなわばりを持つ雄を選んでも、質の低いなわばりを持つ雄を選んだ時ほど、子どもを残すことができないことが図3から分かる。したがって、この場合には二羽目の雌は質の低いなわばりを持つ雄を選択することになる。その結果、一夫二妻とはならない。

 4)条件(b)において、一羽目の雄が質の低いなわばりを持つ雄とすでに巣を作り始めている場合。  二羽目の雌は、質の高いなわばりを持つ雄を選択するともっとも子どもを残すことができるため、質の高いなわばりを持つ雄を選択することになる。この場合、一夫二妻とならない。 

以上より、1)のパターンである、条件(a)における質の高いなわばりで一夫二妻ができることが明らかである。 




【受験生向け講座】 

 ①通信添削 

 ②スカイプ添削 

 ③都内某所での合宿講座 を開講予定です。 


 【塾向け講座】 

 貴塾での塾内授業や貴塾生への通信添削・スカイプ添削を 受け付けております。

 ご遠慮なくお問い合わせください。


 雄飛教育グループ、AO入試個別塾プロデュース

 【哲学博士による都立推薦小論文道場】

 担当 佐藤陽祐 https://doctor-of-philosophy1982.amebaownd.com/ 

 twitterアカウント:@Dr_sato_1982 


 【お問い合わせ先】 an.asura.girl.in.love.1982@gmail.com (代表佐藤メールアドレス) 

 080-3433-8068 (代表佐藤携帯電話)

 048-796-7782 (雄飛教育グループ直通)


 名門公立高校受験道場 『都立推薦小論文の極意』のコラムも担当しております。

 当ブログとともに合わせてご覧ください。    



【哲学博士による都立推薦小論文道場】受講希望の皆様へ


0コメント

  • 1000 / 1000